どーも、キッズダンクです。
投資界隈で「高配当投資は配当金が出るたびに課金されるけど、インデックス投資だと配当金課税がないからリターンが高い」とよく聞きます。
ただ、これは本当なのでしょうか。
結論としては嘘です。
インデックス投資(投資信託)も配当金(分配金)が出れいれば再投資型であれば課税されます。
もくじ
インデックス投資の税金について
分配金の受取と再投資で、税金面で違いはあるのかというご質問もよくいただきますが、どちらもかかる税金に違いはありません。前述の通り、分配金は「受取」でも「再投資」でも一度受け取った扱いとなるため、それが普通分配金であればどちらも同じように税金が源泉徴収されるためです。
ちばぎんブログより
こちらは「ちばぎん」のブログからの引用です。(元ページはこちら)
インデックス投資(投資信託)も配当金(分配金)が出れいれば「受取」、「再投資」どちらでも課税されます。
なので、「インデックス投資の再投資の方が税金面で有利」というのは嘘となります。
正しくは「インデックス投資で再投資の方が購入手数料が少なく、購入する手間が省ける」といった内容となります。
高配当投資、インデックス投資による比較
どうせなので高配当投資、インデックス投資について課税、手数料の比較をしてみます。
比較の種類ですが、高配当投資として個別株、ETFで分けます。
それぞれ国内、海外で分けたいところですが、原則一緒なので分けません。
インデックス投資として投資信託とします。
投資のかかる費用の種類
投資にかかる費用の種類を4つに分けました。
- 購入時
- 配当金・分配金受領時
- 保有中
- 売却時
購入時は株式などを購入する際に課税があるか+手数料がどうかです。
配当金・分配金受領時はタイトルにある通りですが、配当金などを受け取るときに課税されるかです。
保有中は株式などを保有中にかかる費用や課税有無です。
売却時は保有していた株式などを売却したときの課税有無です。
それぞれの比較
項目 | 個別株(国内・海外) | ETF(国内・海外) | 投資信託 |
①購入時 | 課税なし 手数料かかるが無料プランや無料なのが多くなってきている | 課税なし 手数料かかるが無料プランや無料なのが多くなってきている | 課税なし 無料なものが多い |
②配当金・ 分配金受領時 | 課税あり | 課税あり | 課税あり (分配金支払い時には課税される) |
③保有中 | 課税なし | 課税なし | 課税なし 信託報酬で手数料かかる |
④売却時 | 課税あり (利益の約20%) | 課税あり (利益の約20%) | 課税あり (利益の約20%) |
①購入時はそれぞれの投資で手数料無料が多くなってきてますが、証券会社によります。
ただ投資信託はノーロードという手数料無料のファンドが多いので、手数料面では有利です。
今回の論点は②の投資信託です。
個別株やETF同様、分配金がある投資信託であれば課税されます。
そういう意味では②は各投資で特に有利不利はないですね。
③保有中は個別株、ETFは課税はありません。
投資信託も課税はないのですが、信託報酬がかかるので、不利ですね。
なので信託報酬が0.2%未満のファンドを選ぶことがオススメです。
④の売却時はどれも課税されます。
人の言うことは鵜呑みにせず調べよう
今回の件では人の言うことは鵜吞みにせず調べればすぐわかります。
私のこの意見すら、鵜呑みにしないでキチンと自分で調べて自分で納得して投資するようにしてください。
最後に投資は自己責任です。
ここまで読んでくれたあなたに、ハッピーがありますように!!