どーも、キッズダンクです。
「悪気はなかったのに、ちょっとしたひと言で相手を不機嫌にさせてしまった」
あなたは、こんな苦い経験をしたことはありませんか?
あるいは、「ご機嫌をうかがっただけなのに、イラっとされた」
「相手のためによかれと思って言ったのに、傷つけてしまった」
「上司や部下との会話がギクシャクしてうまくいかない」
といったケース
「言いかえ図鑑 はじめに」から
上記の文ですが、心当たりありませんか?
私はあります。
「もうちょっと上手く言えなかったかな~」って後悔すること多々あります。
そんなときにおすすめなのが、この「言いかえ図鑑」です。
ちょっとだけ言い回しを変えるだけで言葉の印象変わるということがわかります。
しかも以下のように15章に分かれており、全部で141の言葉がラインナップされてます。
- 挨拶・社交辞令
- お願いごと・頼みごと
- 断り方
- 気遣い
- ほめ方
- 返事
- 自己主張
- 注意・叱り方
- 他人との距離
- 聞き方
- 謝罪の仕方
- SNS・メール
- マイナス意見
- 子育て
- ハラスメントになりやすいNGワード
この中で「第14章 子育て」について触れてみます。
もくじ
- 1 子育て
- 1.1 「早くしなさい」→「宿題は30分で終わらせようね」
- 1.2 「おもちゃはダメ!」→「おもちゃは誕生日に買おうね」
- 1.3 「ママの言う通りにすればいいの」→「ママはこう思うの。○○ちゃんはどう思う?」
- 1.4 「勉強しなさい」→「勉強しよう」
- 1.5 「ちゃんとしなさい」→「動き回らないで椅子に座ってね」
- 1.6 「だから言ったでしょ」→「次からは気をつけようね」
- 1.7 「100点とってえらいね」→「毎日、勉強を頑張っていたからね」
- 1.8 「恥ずかしいからやめなさい」→「◯◯したほうが素敵だよ」
- 1.9 「なんでそんなこともできないの?」→「◯◯してほしかった」
- 1.10 「言うこと聞かないならママは出ていくから」→「言うこと聞いてくれないとママはつらい」
- 1.11 「失敗しないでね」→「いつもの調子でチャレンジしておいで」
- 2 言葉には力がある
子育て
子育てしている時、余裕があればいいんですけど、余裕がないときひどい言葉使ったりしてしまうんですよね。
マザーテレサの言葉の中でも、言葉がいつか行動になると言われています。
思考に気を付けなさい それはいつか言葉になるから
言葉に気を付けなさい それはいつか行動になるから
行動に気を付けなさい それはいつか習慣になるから
習慣に気を付けなさい それはいつか性格になるから
性格に気を付けなさい それはいつか運命になるから
マザーテレサの言葉
子供に言う言葉に気を付けないと子供の運命にも影響する可能性あるので、できればいい言葉を選びたいですね!!
「早くしなさい」→「宿題は30分で終わらせようね」
「早くしなさい」は本当によく言ってしまいますよね。
これは「子供の自主性を阻害するブラックワード」だそうです。
できるレベルのことを具体的に指示するのがいいですね。
「おもちゃはダメ!」→「おもちゃは誕生日に買おうね」
これは我が家では実践していますが、効果抜群です。
ただ「ダメ」と否定すると自己肯定感が低くなってしまいます。
「おもちゃは誕生日、クリスマスで買おう」とあらかじめルールを決めておくとスムーズです。
「ママの言う通りにすればいいの」→「ママはこう思うの。○○ちゃんはどう思う?」
なんにでも親が口だして、親が主導権を奪ってしまうことはあります。
それだと子供の主体性は育ちません。
大事なことは「子どもの主張をいったん受けとめて、その理由を聞くこと」です。
「勉強しなさい」→「勉強しよう」
「勉強しなさい」だとやらされている感があります。
そうではなく、「勉強しよう」と親も一緒に勉強することが重要です。
子どもだけでなく、親も勉強すれば子どももやらされてる感が薄くなります。
「ちゃんとしなさい」→「動き回らないで椅子に座ってね」
「ちゃんとしなさい」って「あいまい言葉」なんですよね。
あいまい言葉ではどうすればいいのかわからないので、望むような結果は期待できません。
子どもが理解できる言葉で「事細かく指示する」がポイントです。
「だから言ったでしょ」→「次からは気をつけようね」
「だから言ったでしょ」は失敗したことをバカにして、自分の正当性を主張する言い方です。
子どものことを考えるなら「次からは気をつけようね」でOK。
失敗は成長のひとつです。
「100点とってえらいね」→「毎日、勉強を頑張っていたからね」
褒める言葉なので、一見良さそうに聞こえますが、実は評価が入ってます。
100点取ってえらい、つまり100点取らないとえらくないといったことになります。
「結果」ではなく、「本人がやったこと」をほめること。
「恥ずかしいからやめなさい」→「◯◯したほうが素敵だよ」
「恥ずかしいからやめなさい」は親自身が恥ずかしいと思ってるだけで、子ども自身は恥ずかしいと思ってないです。
恥ずかしいなど言うよりは、◯◯したほうが素敵だよとプラスの声がけが大事です。
「なんでそんなこともできないの?」→「◯◯してほしかった」
「なんでそんなこともできないの?」は子どもを責める言葉です。
子どもは責められるとどんどん自信を失っていきます。
「○○してほしかった」と自分の気持ちを伝えてください。いわゆる「アイ(I)メッセージ」です。
「言うこと聞かないならママは出ていくから」→「言うこと聞いてくれないとママはつらい」
これは「言うことを聞かないとひどい目に遭わせるぞ」という子どもを脅かす言葉なんですね。
こちらも先ほどと同様自分の気持ちを伝えましょう。
その後で「じゃあどうしようか」と話し合うのです。
「失敗しないでね」→「いつもの調子でチャレンジしておいで」
「失敗しないでね」は言われれば言われるほどプレッシャーが高まります。
逆に「失敗してもOK!」という気構えでいたほうがいいです。
「いつもの調子でね」という声かけのほうが、子どもも安心できます。
言葉には力がある
たった一言で、元気をもらうこともあれば、反対にひどく落ち込むこともあります。
昔から言霊といって、言葉には力があると信じられています。
相手や自分のことを考えてwin-winな言葉を使えるといいですね。
ここまで読んでくれたあなたに、ハッピーがありますように!!