どーも、キッズダンクです。
お母さんにとって男の子って理解できないところ多いですよね。
例えば、「脱いだものは片づけない」「汚れた服を着てても気にならない」など特に女性からは理解できないことが多いのです。
けど、男の子(大人の男も含めて)はそんなもんなんです。
本書はそんな男の子の特性を教えてくれます。
さらに、どう育てたらいいかも教えてくれます。
この本がおすすめな人
・男の子の育て方に困ってるお母さんお父さん
・男の子のことがわからないお母さんお父さん
・男の子を立派に育てたいお母さんお父さん
もくじ
著者:高濱正伸さんとは?

テレビ「情熱大陸」「カンブリア宮殿」「ソロモン流」、朝日新聞土曜版「be」、雑誌「週刊女性」「AERA with kids」などに登場している熱血先生。
保護者などを対象とした年間130回をこなす講演には、”追っかけママ”もいるほどの人気ぶり。
引用元:お母さんのための「男の子」の育て方
花まる学習会の代表で、かなり人気みたいですね。
私自身、講演には行ってないですが、本書を読むだけで講演に行きたくなる魅力があります。
切に言いたいのは・・・・・・
男たちよ、生身の関係に強くなれ!
男たちよ、体を鍛えろ!
男たちよ、根性を鍛えろ!
引用元:お母さんのための「男の子」の育て方
けっこう、スパルタ的な考え方です。
最近は「よしよし文化」で育てられた男の子が、実質的な社会性が身につかないまま育ってしまう怖さを感じているそうです。
お母さんのための「男の子」の育て方の内容
本書の内容は全部で4章です。
- 第1章 お母さんはタイヘン!男の子って、こんな生き物だ!
- 第2章 自立 ひとりでメシが食えて頼りになる男に育てる
- 第3章 魅力 まわりから好かれてお母さんも大事にする男に育てる
- 第4章 学習 お母さんがつい自慢しちゃうほど優秀な男に育てる
今回は第1章、第2章を中心にご紹介します。
第1章 お母さんはタイヘン!男の子って、こんな生き物だ!
男には「大切なこと以外はどうでもいい」という感覚があります。
なので、ちょっとした生活のこと、たとえば「ここに洗濯物を入れてね」がいつまでたっても直らない。
女性からしてみたら「だらしない!」でしょうが、男にとっては「瑣末なことだからいいじゃないか」となるのです。
引用元:お母さんのための「男の子」の育て方
これはお父さんにも聞いてみてください。
私自身、30代後半の男なのですが、「大切なこと以外はどうでもいい」という感覚はいまだに持ってます。
根本の感覚から男女は違うんですね。
そして、この「わからなさ」は、まさに男の子に対しても同じです。
お母さんからすると、男の子は、「異性」&「幼児」であるから、ダブルでわからなくて、イライラしてしまうことが多いのでしょう。
「もともと相手は自分とはまったく違う生き物」であり、「さっぱりわからない」し、「自分の女性らしい感覚は共有できない」ことを前提に付き合っていってほしいのです。
引用元:お母さんのための「男の子」の育て方
男女でもわからないのに、「幼児」だからダブルでわからない。
根本が違う×2なので、自分に当てはめて考えるのは無駄なのです。
たたかいごっこが好き
ここも、女性にはまったくわからない部分でしょう。
下手をすると、「たたかいごっこ」はいけないことだと思っている方もいるでしょう。
「人を傷つけるまねごとなんて・・・・・・」と。
でも、好きなものは好きなのです。
そして、ある時期に通過儀礼としてやっておかないと、逆に健全さを損なってしまう項目です。
(中略)
お母さんは、もちろん、たたかいごっこなどせずに育ったでしょうが、ここはイマジネーションで理解し、見守ってほしいところです。
(中略)
ヒーローや怪獣になりきっているわが子がいたら、「健全、健全、そういう時期」と思ってください。
引用元:お母さんのための「男の子」の育て方
たたかいごっこは絶対しますね。
私は7歳、2歳の男の子がいますが、たたかいごっこ大好きです。
ウルトラマンをTVで見た後は必ずウルトラマンごっこになります・・・
好きなものは好きなので、健全だと思ってやり過ごしましょう。
汚いことを気にしない
男の子は「汗は乾くもの」と思っています。
「風邪を引くから着替えなさい」の感覚がわからないのです。
「俺、風邪なんてひかないし」と思っています。
一説には、男の子は女の子より皮膚感覚が鈍感ということもあるようです。
思春期に入って、「身だしなみ」という言葉がわかるようになるまでは、あまり目くじら立てずに、大らかでいてください。
引用元:お母さんのための「男の子」の育て方
たしかに子ども時代は汗びっしょりだから着替えるなんて感覚は持ち合わせてなかったですね。(今は持ってます)
自分で気づくことは不可能なので、親から言って無理やり着替えさせるぐらいしかないですね。
第2章 自立 ひとりでメシが食えて頼りになる男に育てる
幼稚園・保育園時代の卒業までの目標は、「人の話を聞けること」に尽きます。
これさえ小学校に上がる前にできていれば、義務教育レベルの学力で困ることはないでしょう。
(中略)
一方、小学校での目標は、「得意技を持って卒業すること」というのが私の結論です。
中学高校で得意技が変わってもよいのです。
引用元:お母さんのための「男の子」の育て方
この高濱さんの持論の目標は面白いですね。
- 幼稚園・保育園時代の目標「人の話を聞けること」
- 小学校の目標「得意技を持って卒業すること」
どちらも簡単なようで難しい目標です。
特に得意技は自己肯定感にもつながっていくので、ぜひとも身につけさせたいですね。
テレビゲームには本当に気をつけて
テレビゲームは、「人生の無駄」です。
大人のパチンコと同じで、やっている本人は楽しいでしょうが、人生の無駄です。
私は、長期ひきこもり・家庭内暴力の青年たちで、社会に復帰できなかったケースをいくつも見てきました。
本人こそがかわいそうなのだけれど、共通する大きな特徴は、「昼夜逆転」「テレビゲームにハマった時期があること」です。
引用元:お母さんのための「男の子」の育て方
テレビゲームは男の子は好きです、確実にはまります。
私自身はまってきた世代なので、否定はしてないのですが、高濱さんは否定派ですね。
ついついテレビゲームを買ってしまう、「みんな持ってるもん!」撃退法も紹介されてます。
「みんな持っているもん!」撃退法
(中略)
まず、学年かクラスの名簿を用意してください。
自分の子どもに一人一人、本当に友達がゲームを持っているか確認していきます。
「井上君は?」「持っている」
「木村君は?」「持っている」
「田中君は?」「持っていない」
「鈴木君は?」「持っていない」・・・・・・
「そんなのは『みんな』って言わないのよ!」
一括とともににらみつけてください。
ここは、ガツンと言っておくことが大切です。
クラスのなかには、必ず持っていない子もいるのですから。
少なくともこれで、今後「みんな」とは言わなくなるでしょう。
引用元:お母さんのための「男の子」の育て方
ガツンと言うことが大切です。
ガツンと言うのって慣れてないんですよね。
ここは心を鬼にして言いましょう。
「できない理由」を言いはじめたら厳しく叱ってもいい
たいていの物事は、集中して長い期間取り組めば、必ずできるようになるものです。
できない子は、途中からダメな理由を取り揃えてしまうのですが、私に言わせれば、それこそがダメなのです。
「できない」「苦手」は心の壁です。
親のほうも、わが子が何かできなかった際に、「やっぱり私の子だしね」と言いがちですが、それは違います。
子どもが「できない理由」を言いはじめたら、要注意です。
そこは厳しく叱ってもいいところでしょう。
引用元:お母さんのための「男の子」の育て方
「どんな子でも集中して長い時間取り組めばできる」つまり「できない理由をいいはじめたら注意」、とのことです。
できない理由を言い始めたら厳しく叱りましょう。
そこはスパルタに感じるかもしれませんが、だからこそ育つものもあります。
他にも第3章では「他人とぶつかり合えた回数で幅の広さが決まる」「おもしろがる人は自分もまわりも幸せにする」とか。
第4章では「机に向かう姿勢は丁寧に何度も言い続けて」「言葉はすべての学力の土台」などいろいろ書きたいことがあります。
これらはぜひ本書を取って読んでみてください。
ここまで読んでくれたあなたに、ハッピーがありますように!!
※ちなみに「女の子」版もあります。